法人設立(法人化)して後悔する事例

個人事業主から法人化して後悔する事例もあります。

 

事務処理、やることが増えた

法人化すると事務処理は増える傾向です。

例えば社会保険。

法人で社会保険に加入するのもこちらからアクションを起こす必要がありますし、毎年の算定基礎も給料を記載して書類を送ります。(ネットでもできますが、紙の書類のほうがラクだと感じます)

個人事業主であれば前年の所得に応じで国保の金額が(勝手に)決められますし、国民年金は所得関係ないですが送られてきたものを支払えば(カード払いOK)完結します。

こちらから行動を起こすのは面倒と思う方にはしんどい作業です。

 

税金も同じです。

個人事業主では振替納税にすると所得税、消費税は口座から勝手に落ちます。
住民税も口座を登録してくと年4回(勝手に)引き落としされます。

法人には振替納税はないので、申告後に銀行で納税、ダイレクト納税、ペイジーで納税と、これまたこちらでアクションを起こす必要があります。

 

法人を設立するときにも登記が必要です。専門家に動いてもらうにしても、ご自身で動くこともあります。

法人の代表者の住所が変わった時にも登記します。登記し異動届を税務署へ提出します。
個人事業主が引っ越した場合は、引っ越した住所の税務署に確定申告書を出せばOKとなりました。異動届でしなくてもOK。

 

他にもなんやかんや、事務処理が増えたりやることが増える法人化。それでもやる覚悟はあるのかどうか・・?だと考えています。

 

お金が増えたのか分からない

法人化したほうが税率は低くなるのでお得。

確かにexcelで個人のままと法人化したほうが良かったのかどうか検証すると法人化したほうが税金も抑えられるし、残るお金も理論的にはあるはず・・。

ですが、法人のお金を個人に移動させるには給料、退職金、配当が一般的。
何を選択しても税金はかかります。有利不利はあるにしろ。

結果的にお金が増えたのか・・と悩まれる方がいます。

法人でも納税し、個人の源泉税も支払い、社会保険も(広義の税金)支払うとなると、「払ってばっかりじゃん・・」と。

 

まとめ

何をめんどくさいと感じるか、どこまでをめんどくさいと感じるかはそれぞれです。

私は漫画家イラストレーター界隈の方には法人化は勧めていません。

 

法人化に向かないと思う方の特徴

会社を設立するにも会社を解散するにもお金がかかるのが法人化

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