決算ファイルは会計事務所の商品なのか?

決算ファイルは会計事務所の商品なのか?
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「会計事務所の唯一の商品は決算書・申告書のファイルだから」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。私は会計事務所に勤務している時に言われたことがあります。当時から、この言葉に疑問を持っていました。決算ファイルであるよりもPDFにしていつでも見れた方が良いんじゃないかと感じていました。決算書・申告書を綺麗にファイリングすることによって、どこまで感謝されているのか?ニーズがあるのか?と色々と考えていました。独立した今、決算ファイルはやっていません。お客様からお願いされれば承りますが、決算ファイルの作成はしていません。

 

きちんとファイリングする理由

会計事務所が決算ファイルをきちんと作成する理由を考えてみます。

会計事務所のオーソドックスな仕事である「記帳代行と決算・申告」という仕事には、目に見える商品がありません。資料を預かって会計ソフトに入力して、決算申告で税務ソフトに入力します。最終的には税務署に提出して概ね仕事が完了します。

目に見えるモノは決算書・申告書になります。だからせっかく目に見える「商品」をきちんとファイリングしておきたい気持ちは分かります。

たとえば、相続や株式評価などでパワーポイントを使ってプレゼンすれば、目に見えるモノ(プレゼン資料)は残りますが、「記帳代行+決算・申告」では目に見えるモノは残らないでしょう。(決算書・申告書を除く)

きちんと決算ファイルを作成する会計事務所が「きちんと仕事しています!」というアピールも含まれているのかなと当時から感じていました。

 

他にもニーズってあるんじゃないのかな?

記帳代行のニーズは確実にあります。

ただし、”何でもかんでも送って下さいね”というスタンスだと、依頼する会社や個人事業主(フリーランス)も数字や資料に対する考え方や能力がいつまでたっても上がらないと感じます。また、訳も分からず丸投げしてしまうと、経理業務がブラックボックス化してしまうリスクがあります。

ご自身が全く訳が分からないまま会計事務所に丸投げすると、どういう仕事がなされているのかを全く分からず試算表を見ることになったり、決算を迎えてしまいます。

「会計事務所に資料を送ったからあとは宜しく」は、ラクなようで自分の首を絞めるリスクがあると感じています。

 

・自分で経理したいから教えてほしい

・自分で経理したから確認してほしい

・経理のやり方を教えてほしい

・経理の資料のそろえ方を知りたい

・丸投げよりも相談したい

というニーズも確実にあります。

私には目に見える「商品(決算ファイル)」を揃える発想は無いです。

それいよりも経理のコツ、経理の方法、考え方、資料のそろえ方などを共有して感謝されたり、価値を感じてもらいたいと考えています。

そのための情報発信をブログでもしているつもりです。

 

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