「育休もらい逃げ」は文句を言う相手を間違えている

育休のもらい逃げとは、育児休業制度を利用して、休暇と育児休業給付金をもらったにも関わらず、復職せずに退職することを指します。

「復帰せずにお金だけもらって退職や転職はずるいよね」という文句。

職場復帰を前提に考えられた制度なので言いたいことは分かるのですが、文句を言う相手を間違えていませんか?と思うのです。

 

年金制度から考えてみる

今の年金制度が続けば、誰かの子(自分の子も含む)に将来支えてもらうことになります。

現役世代が高齢者世代を支える仕組みとなっています。

今、文句を言っている人たちだって私だっていつかは支えられる世代になるはず。

80歳くらいまで働きたい人は働く社会になっていくのだろうと思います。

ただ、それを美化しすぎるのはどうなのか・・?と。高齢者が働くのは年金だけでは足りないから働いているからという側面も見過ごしてはいけないと思います。

そもそも社会保障制度の失敗です。

 

制度が続けば将来支えてくれる次世代キッズを生んでくれて「ありがとう」と言える現役世代でありたいなと。

 

失われた30年から考えてみる

みんな仕事に追われ、物価は上がり、いっぱいいっぱいです。

下記、Xから拾ってきたスクショ。

 

そりゃきついよね・・って思います。

 

あまり他責思考や不平不満を言いたくありませんが。

こういった社会にしてしまったのは誰なの・・?と。

もちろん政治家が悪い!って思いたいですし、官僚制だから?と思うことも。

ただ、政治家を選んでいるのは大人。
不正選挙があるorないは置いて起きます。というのも「不正選挙だ!」と言うには、もっと投票率が上がらないと言いにくいのかなと。

 

子育てが最も尊い仕事

育休もらい逃げに対して文句を言いたい人は、お金だけもらってずるいという心理があるのでしょう。

年金でも見たいように次世代がいないと支えてもらえませんし、そもそも次世代キッズが日本の未来。

子育てしたら男でも分かることです。

子育てが最も尊い仕事だと。

有名企業サイボウズの社長さんも言っていました。

「離乳食をひと口食べさせるのに何十分もかかった。」「俺はもっと仕事ができる人間なのに何だこのつらい作業は、と思った時に、今自分たちが商売をできるのは子育てをする人がたくさんいるから。」「商売よりもまず子育て」といったことを語っていました。

 

対立させられるな

育休もらい逃げに文句を言う人と言われる人それぞれに言い分があるでしょう。

ただ社会構造を見ても我々庶民が対立させられるように仕向けられています。

だからこそ、文句を言う相手を間違えているのです。

 

若い世代とシニア世代の対立もあります。

どこかで見たのは市バスのシニアの無償化。

これも世代間対立がフォーカスして報道されていました。

 

これだって対立している場合ではありません。

対立すればするほど、ほくそ笑んでいるのは誰でしょうか?

社会構造と書くと、とたんに陰謀論っぽくなるので詳細は別に書いていきたいですね。

 

日本全体がいろいろなことに気づき始める時期なのだろうと思っています。

 

 

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