経理を税理士に丸投げ(記帳代行)は、もったいないお金の払い方かもしれない

独立・考えてること
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記帳代行は会計事務所の代表的な仕事です。お客様から資料を預かり会計ソフトへ入力し試算表を送る・説明するのが一般的です。

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記帳代行メインだと税務のアドバイスを受けられないことも

記帳代行あるある

「記帳代行込みで月額3万円~」というのを見かけますし、多いのではないでしょうか。

経験上、そう感じています。

社長は会計事務所に資料を1か月分送る(まとめて1年分という会社もあります)

会計事務所にて会計ソフトに入力、試算表作成

打ち合わせ。または試算表を送る(面談無しのケース)

という流れを決算まで繰り返します。

 

「社長は資料を送るだけで試算表まで作成します!」が会計事務所の謳い文句だったりもします。

値段の妥当性

社長としては安く税理士を使っているつもりでしょうが、実際にはそうなのでしょうか??

社長が資料を送ってから試算表が出来上がるまでには、それなりの工程がかかっています。

資料整理、会計ソフトへの入力、チェックする仕事です。

この仕事に時給換算2,500円の社員が6時間かかっているなら、記帳だけで15,000円かかっている計算です。打ち合わせの時間や電話・メール対応まで含めたらさらに時間は増加します。

(そのため会計事務所ではアルバイトを使って入力させたり、給料を安くして対応しているのが現状になります)

 

会計事務所側は、すでに3万円の売上の半分以上を記帳代行に費やしています。

ここから、節税などの付加価値業務を加えていくことは、自分の首を絞めることにつながります。

適度なサービスを受けられないリスク

このような状況で節税等の付加価値業務まで受けるのは厳しいと理解していただけるかと思います。

このミスマッチは業界あるあるでしょう。

社長は「税理士は何もやってくれない・・・」「相談しづらい・・・」

税理士は「これ以上は無理・・・」

 

税理士への報酬は、目に見ないサービスです。(決算書、申告書の作成はありますが)

相談に乗ったり、質問しやすい環境など「この人なら」と感じていただくことで報酬をいただくものだと感じています。

自分で経理している会社ほど利益が出やすい体質

自分で経理をしている会社は利益が出ているケースが多いと感じています。(決して大きな会社ではありません。)

それは常に会社の現状を社長自身が知ることができるからです。

社長自身が数値を見ることができ、予定や構想を練る環境が整います。

上記のように「税理士を安く使っている」と勘違いしたままだと、節税対策等を受けられないでしょう。

会計事務所側も、自分で経理している会社へ付加価値業務をすることが可能です。

会計データの確認はもちろんありますが、資料整理、会計ソフトへの入力がなく、節税対策等に注力できます。

事例

自分で経理している会社で、節税対策をご提案した事例です。

自社株を誰に持ってもらうのか、相談・提案させていただきました。

まさに、記帳代行”だけ”していては到底できない業務かと。

 

【編集後記】

記帳代行について書いてきましたが、記帳代行も別途料金でお受けしています。

サッカーのスパイクに入れる中敷きを購入しました。姿勢が良くなるらしく、試したらブログに書きます。

【育児日記】

今朝は湿度も低く過ごしやす朝でした。「涼しいからダンゴムシいないね~」と眺めていました。

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