他人に優しくない人はいます。
私もそういう部類の人間だったと思います。
誉め言葉を素直に受け取れなかったり、毒付いてみたり・・と。
独立してから少しずつ他人に優しくなれたのでは?と思えるようになりました。
私の場合は①独立してから、②食えるようになってから、③仕事を選べるようになってから、という段階を踏んで他人に優しくなってきたと感じています。
これがきっかけで一気に変わった!というよりも徐々にと言う感じですね。
独立するまでは、時間を会社や組織に捧げています。
通勤時間も含めると10時間以上、自分の時間ではありません。
そういった環境で息苦しくて、とても満たされた状況ではありませんでした。
自分のことでいっぱいいっぱいだったのでしょう。
だから他人に優しくなれず・・
また、そういった人格(性格)だと自分と似たような人を引き付けてしまうので、余計に自分のことだけになってしまい、いつまでたっても他人に優しくなれませんでした。
結局、負のループから抜け出すには、独立しかないと考えました。
私の場合は。
独立してからは時間はありますが、食えるようになるまでしんどかったです。
精神的に。
私が食えるようになるまで、神経質になっていたこともありました。
しかも、自覚症状はなく妻に指摘されるまで、普通に過ごしているつもりでしたから・・
食えるようになってからは、少しずつ精神的な落ち着きが出てきました。
やはり家族を養う立場ということもあり、怖かったのは事実です。
さらに精神的に落ち着いたり、優しくなれたと感じるのは、仕事を選べるようになってから(仕事の入り口が整理されてきてから)です。
独立当初は、やはりムリして意にそぐわない仕事もありましたが、食えるようになってからは断れますし、合わない方からの依頼は減っています。
理想とする生き方、働き方に近くなってきたのも大きいですね。
その理想も環境や年齢とともに変化はしていくはずですが。
異なる意見や否定されたとき(ほぼないですが)に以前と大きく違います。
以前の私であれば
・弁解、熱弁
・相手のあらさがし
・いかに自分が正しいか
を主張していたでしょう。
それが今では、私自身が満たされているので、「そういう意見もあるよな」「でも、俺は自分の意見を信じる」と思えるようになり、相手をねじ伏せたり感情的になることが減っています。
独立してからのほうが、人間的な成長を感じます。
「自分で言うな!」という意見もあると思いますが、まずは自分を自分が認めてあげないとなと考えています。