個人の確定申告と会社(法人)の申告書を比べた場合、個人のほうが手間はかかりません。
一般的な税理士への報酬も個人のほうが安めに設定されていることがほとんどです。
私もそうです。
個人は所得税の確定申告書で事足りる
個人の場合は所得税の確定申告書を税務署に提出すれば、終わります。
その情報が住民税(市区町村)や事業税(都道府県)に回されて課税されます。
それに比べ、会社の申告書は税務署、県税、市町村と提出先が3つになります。
23区だと税務署と都税の2か所。
また、税金の種類も複数になったりと。
たとえば、法人税と法人地方税とか・・
このように個人は税務署への確定申告の提出さえ終われば、そのほかの住民税、事業税は基本的に課税されて終わりです。
会社に比べると手間はかからないと言えるでしょう。
作成する書類の違い
個人 | 会社 |
確定申告書 | 確定申告書(しかも作成する枚数が多い) |
決算書(貸借対照表、損益計算書) | 決算書(貸借対照表、損益計算書、注記表) |
内訳書 | |
概況書 |
個人の確定申告は、申告書と決算書となり少なくて4枚ほどで完結します。
一方、会社は個人よりも難易度が上がり、ボリュームも増える申告書の作成があります。
内訳書や概況書といった個人にはなかったモノまで出てきます。
個人のほうが、量も質も負担感はないと感じます。
個人の確定申告は無料や自分で何とかできる
個人の方が税理士に依頼せずに確定申告書を作ることは多いです。
・税務署
・税理士会の無料相談会
・青色申告会
・国税庁HP
など。
無料だったり、自分で出来る環境が充実しています。
手間がかからない分(会社の申告書に比べて)、無料での環境が充実しているのでしょう。