ひとりビジネスにムリして法人化をオススメしない理由。個人事業主のままでも良い人がいる

個人事業主(フリーランス)の税金・ひとり社長の税金
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いろいろな税金に関する書籍やYouTubeがありますが、多くものは法人化を勧めています。確かに節税や信用度という点では、法人のほうが良いのかもしれませんが、ひとりビジネスでは、個人のままでも良いと思うときもありますし、そう考えている方の意見を尊重したいです。

 

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節税効果はあるけど、その制度を使う機会があるのか?

法人にすると節税メリットなど多くあります。
それは私も認めます。

・個人事業主のままの税率と会社になったときの税率差
・社宅制度
・旅費日当
・採用などの信頼度
・家族へ給料を払える
・損失の繰越期間
・自分へ給料を払って給与所得控除が得
ざっと挙げてもこれくらいあります。

ただ、ひとりビジネスでそれを使う機会ってどのくらいあるのか考えるようにしたいです。

税率差

所得税の最高税率は45%
法人税の税率は23%(利益800万以下は15%)

これらに個人であれば、住民税や事業税(業種によって)あり、法人も法人住民税、法人事業税があります。

税率差は、確かに法人にメリットがあります。

ですが、ひとりビジネス、かつ、収入に大きな変動がある、のであれば、個人事業主のままいることもアリだと考えています。

今年は法人税の税率のほうが得だとしても、来年、再来年はそうでもない、ということが起こりうるからです。

社宅制度

フリーランス(個人事業主)でも自宅事務所の家賃の一部は経費になります。
家事案分といいます。
仕事で使っている面積割合で計算するのが一般的です。

旅費日当制度

日当制度につていは、フリーランスの方は自分に日当を払うことはできません。
個人事業主(フリーランス)本人の出張旅費日当

もちろん、実費(電車、宿泊費)は経費になります。

オンライン打合せが遜色なくできる時代に、日当手当にそこまでのメリットは感じません。

家族へ給料

家族へ給料を払えます。
個人事業主では専従者給与を払えますが、要件が厳しかったりします。

給料を払って節税になるのと、気持ち的に払いたいか、は別物だと考えます。

また、そもそも家族がいない方に、この話をしてもメリットを感じてもらえないことが多いです。

損失の繰越期間

損失を繰り越し、翌年の利益とぶつけることで税金を低くできる制度です。

損失の繰越期間は、個人が3年、法人が10年になっています。

ただ、フリーランスとして仕事をしていると損失になることはどれくらいの確率でしょうか?
「赤字続きなら、どうやって生活しているのかな?」と思ってしまいます。

自分への給料

こちらは、確実に法人にしたほうが得ですね。

引けるものが増えることになりますので。

 

まとめ

法人化するかちょっと尻込み(本当はしたくないかなと思ってるっぽい)しているときお伝えしていることを書いてみました。

それでも法人化したいのであれば、したほうがいいです。

やっぱりやめた!でも良いと思います。

やはり自分で納得して決めて頂くのがベストですね。

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