鵜呑みにしてはいけない武勇伝「〇〇して税金を安くした」

個人事業主(フリーランス)の税金・ひとり社長の税金
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日本人の性格なのでしょうか。他の人がやっていることは、自分もやってみたくなる性質。「赤信号みんなで渡れば怖くない」や沈没している船から客を逃がすのに「みんな逃げています!」と説明すると逃げ始めるなんて笑い話もあったりしますね。ただ税金の世界で、他人の武勇伝を聞いて赤信号(脱税)を無視するのは怖いです。

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他の人のオイシイ話を信じたくなる気持ちは分かりますが・・・

他の人が「〇〇して税金を減らした」という武勇伝?を聞くとやってみたくなる方がいます。

知り合いの社長が明らかに怪しい、脱税に近い行為をして税金を安くしたような武勇伝を語り、それを真に受けるのは止めておきましょう。

武勇伝とは、

・現金で売上をもらったのに、もらってないことにする

・架空の経費を計上して翌期になって戻す

・白紙の領収書をもらって自分で書く

などです。

これは完全にアウトなので、やめましょう!!

いずれバレますし、経理がごちゃごちゃになり自分のためにもなりません。

たまたまバレていないだけでしょうし、必ずバレると思っておきましょう。

あくまで他人は他人、というスタンスも必要でしょう。

他人の意見は参考程度にしておき、鵜呑みにしたり信じすぎるのはどうなのかなと。

 

経理は自分のためにあるもの

経理は面倒と思う方が多いでしょう。実際に面倒です。

経理は、税務署や銀行のためにやっているのではなく、自分のためです。

売上を抜いたり、架空の経費を計上すると、経理がカオスな状態になります。

結果的に利益が出ているのか、お金があるようで無い、という状況にもなりかねません。

粉飾や売上除外は、一度手を染めると再犯性が高いです。

 

経理がずさんすぎると専門家でもお手上げ

何年にもわたりいい加減に経理していると、当事者である社長も「よく分からん?」って状況になってしまいます。

早い段階で専門家の力を借りるなりして、経理を正しい道に戻すことが必要かと。

経理があまりにもいい加減すぎると、お願いされる専門家は税務リスクが高く、お受けすることができないでしょう。

ずさんな経理のまま決算・申告業務を請け負ってハンコを押すのは、私には勇気がいることです。

傷口が広がる前に外部の専門家なりに相談するのがオススメです。

 

【編集後記】

昨日は、銀行で法人の口座開設手続き。あわせて使っていない個人口座の解約も。このあたりの整理もできて気持ち的にすっきりしました。

(打合せにて)

【育児日記】

年末年始の疲労があるのか起きるのが、通常よりも遅いです。

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