いずれ法人化するなら、いきなり会社からスタートで良い

個人事業主(フリーランス)の税金・ひとり社長の税金
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法人化するかどうかの相談を受けます。
お客様には会社にすると社保や税金がどのように変わるのか、説明しています。
ですが、最終的には会社にしたいのかどうか、に尽きると感じます。

 

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利益が800万なら税金的には会社が安いけど

インボイス制度前は消費税を払うようになったら(売上1,000万越が続いたら)法人化という選択肢がありました。

最大で4年間(個人で2年、会社で2期)消費税の納税がないためです。

ただ、インボイス制度後はそういった趣旨での法人化は減少していくでしょう。

 

私がお伝えしているのは、利益が800万を超えたときがひとつの目安としています。

800万であれば所得税、住民税を合わせた税率が33%。

法人であれば、利益800万以下であれば法人税、住民税、事業税で約30%ほど。
さらに社長である自分にも給料を出せるので、その分が節税になります。

ただし社保の負担額も増えますので、税金だけで判断はできません。

法人化して税金の減少分を社保の負担増でメリットが薄くなることがあるからです。

 

法人化、個人事業主のメリット、デメリット

法人化しても、個人事業主のままでも各々にメリットとデメリットがあります。

私が考えるメリットとデメリットになります。

個人事業主
メリット デメリット
開業届で済む 最高税率が高い
引越がしやすい(登記とかの関係) 自分に給料を払えない
確定申告は自分で出来る可能性が高い 厚生年金に入れない
税務調査を受ける確率が低い

 

会社
メリット デメリット
自分に給料を出せる 設立費用がそれなりにかかる
決算月を選べる 経理、申告書がめんどくさい
税理士費用が高くなる(個人事業主に比較して)
税務調査を受ける確率が上がる

会社にすると他にもメリットがあると言われていますが、私にはメリットには感じません。
・社会的信用
・採用しやすい
・社会保険に加入できる
など。

 

メリット、デメリットに惑わされるくらいなら個人事業主のままをオススメしていますし、「会社が良い」という方には会社をオススメしています。

 

『ひとりで独立する税理士がやっている営業、やってない営業』

『フリーランス専門税理士の独立後のあれこれ』

 

『家族がパニック障害になったら』

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