売上から源泉税が引かれて入金されたときの仕訳で事業主勘定を使いたくないなら

個人事業主の方の売上は振り込まれるときに差し引かれるものがあります。

それが源泉所得税。

10万円のお仕事なら10,210円が引かれていることが多いはず。

入金時に一般的には、下記のような仕訳をするとされています。

預金 99,790円 売掛金 110,000円
事業主貸 10,210円

 

私は事業主勘定で経理するのが好きではありません。

とういうのも事業主勘定はプライベートや事業に無関係の取引を登録するときに使うので、源泉税とごちゃ混ぜになってしまうのがどうも苦手です。

確定申告書作成するときに差し引かれた源泉税を控除できます。

そのときに「今年、差し引かれた源泉税っていくらだっけ?」と探すのが大変だったことがあります。

会計ソフトは検索をかけることができますが、検索をかけても漏れることがあります。

「源泉税」で入力していたり「源泉」とか「所得税」と言葉がバラバラだと検索しても一括で検索に引っかかりません。

 

それなら「仮払金」や「仮払税金」といった科目を使っています。
仮払金の本来の意味とはズレますが、仮払金は基本的には使わない科目なので良いかなと。

上記仕訳だと事業主貸→「仮払金」や「仮払税金」となります。

 

確定申告書を作成するときに「仮払金」や「仮払税金」の数字を見れば、今年の源泉税の金額が分かります。もちろん、他の内容が混じっていないのかくらいのチェックはしたほうが良いでしょうけど、検索をかける手間は省けます。

 

 

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