建物と建物附属設備の違い

企業内税理士の税金
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自社所有の物件が無いので、「建物」勘定は使わないと思い込んでしまうことがあります。事務所、店舗、工場、倉庫などを自社所有してないくても「建物」勘定を使うことはあります。驚かないようにしましょう。

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建物と建物附属設備

建物は、柱、屋根、壁から構成され外界と隔絶した空間を確保するためのもの、とされています。

基礎・躯体・床などの構築物だけでなく、建物内部の内部造作も「建物」に該当します。

この内部造作が建物に該当する!という考え方のイメージが湧かないようです。内部造作は建物附属設備になるのでは?と考えてしまうようです。

建物附属設備は、電気設備、給排水設備、衛生設備、空調設備、パーテーション等の家屋と一体となっているものをいいます。

つまり経理方法として、上記に挙げたものを建物附属設備として計上し、その他は建物として計上します。

 

賃貸物件でも建物勘定がある

賃貸物件にて音楽教室を営んでいるとしましょう。

防音工事をした場合は、建物として処理します。

建物の一部を構成する工事となるので建物として計上します。

耐用年数も約30年~となります。

このように、自社所有か賃貸物件かは関係ありません。

賃貸物件でも建物勘定を使うことは、普通にあることです。

 

飲食店や美容室で天井を高くする工事も「建物」として計上します。

 

パーテーションは建物附属設備

オフィスによくあるパーテーションは建物附属設備になります。

パーテーションは、工事により取り付け、取り外しが可能です。

そのため建物を構成するものをはいえません。ただ建物にくっついている(附属している)ため建物附属設備になります。

 

 

【関連:パーテーションの侵入防止バーの設置は修繕費になるのか?

【関連:LED取り換え費用や工事代金費用は、修繕費になるのか?

 

【編集後記・育児日記】

写真は実家のパグです。子供たちに抱っこされても嫌がることなく大人しくしてくれています。子供たちが帰ると爆睡しているようです。疲れんですね・・・(笑)

雨の中の登園でした。傘をさしての自転車は危ないので私はマウンテンパーカーを着ます。子供たちはレインコートです。兄は雨に当たるのが好きなので、ずっと上を向いて自転車に乗っていました。

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