利益が出てるのにお金が少ないなと感じたら【フリーランス編】

個人事業主(フリーランス)の税金・ひとり社長の税金
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フリーランスの方が「利益出てるわりに通帳にお金たまってないな・・」と感じることもあるでしょう。
そういった時にどこに注目したら、利益と通帳残高の溝が埋まるのか、書いていきます。
「収入-経費=利益」ですが、「利益=通帳残高」とはなりません。
入金期日が翌月で、あまり資産が無い方であれば、手書きのメモでも把握することも可能でしょう。
ちなみに、私は複数の銀行を利用していますが、手書きメモでも把握できています。

家賃、住宅ローンなどの居住費

自宅家賃の一部を経費に入れているフリーランスの方もいるでしょう。
あくまで、一部なので経費に入れていない部分は、利益に反映されていません。
経費に入れていない部分をピックアップしてみましょう。

住宅ローンの方は、元本と利息に分ける必要はありません。総額をピックアップします。
(管理費等も忘れずに)

 

健康保険、国民年金

健康保険と国民年金は、日々の経理(売上-経費=利益)では、経費になりません。
ただし、確定申告で「社会保険料控除」として、利益から引くとはできます。

健康保険や国民年金の支払額をピックアップしておきます。
コンビニ払いや通帳から落ちていることが多いです。

 

小規模企業共済掛金

小規模共済も健康保険と国民年金と同様で、経費になっていませんが、確定申告で「社会保険料控除」として利益から引くことができます。

毎月の掛金によりますが、そこそこ大きな金額です。
小規模共済の金額をピックアップします。

 

保険料

・ご自身の保険
・学資保険
などの金額をピックアップします。

確定申告で「生命保険料控除」として金額の一部を利益から引くことはできます。

ただし、店舗の火災保険のようなものは、すでに経費に入っているので考えなくて大丈夫です。

 

保育料、生活費

これは完全にプライベートの支出になります。
事業用口座を利用しているフリーランスの方が、保育料や生活費をおろすと「事業主勘定」で経理処理します。
事業主勘定は、税金計算には関係のない科目です。

 

プライベート利用の借入

・仕事には利用しない自動車ローン
・教育ローン
・過去の学生支援機構からの借入返済
などプライベートの借入返済がある場合も、その金額をピックアップします。

 

まとめ

利益と通帳残高が一致しないときに、どこを確認したら良いのかを書いてみました。
すでに経費に入っているものは無視して、プライベートの支出金額をピックアップしていきましょう。

会計的、税務的な資産が少なく、入出金と損益がほぼ連動しているという条件ではありますが、利益と通帳残高の差額は、ほぼ埋まってくるのかなと。

「利益が出ているのに思ったよりもお金がないな・・」と感じたら経費にならないもの(プライベートの支出)を確認してみましょう!

 

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