ひとり税理士が独立時に日本政策金融公庫から借入

お金、時間の管理、効率化
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独立して約2か月後に日本政策金融公庫へ創業融資を申し込みました。
申込から1カ月半弱での融資実行でした。
借入額200万、融資期間5年、利率2%程です。

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創業融資を受けた理由

ひとり税理士として、事務所や人の採用はしないつもりでした。(今もですが)
なので、多額の資金を要することはありませんが、創業融資を受けました。
創業融資を受けた最大の理由は、「お金の不安」です。
結果的には、借りておいて良かったです。

独立してから約2カ月は、仕事がほぼ無かったです。この時期に融資の申し込みをしました。
独立後3カ月ちょっとしてから、お客様の紹介があり「何とかなるかな」ということろまでこぎ着けた感じです。
ただ、自宅事務所であり採用もしていないので、「何とかなるかな」の金額的ハードルは低いです。

紹介を受けてお客様が増えているときには、お金の不安は減ります。
そうはいっても「ひとりでやる」というスタンスでは、急激にお客様を増やし過ぎるのも不安でした。
以前、勤務していた事務所では急激にお客様が増えて既存の方への対応が悪くなってしまったことがあり、その反省も込めて。
このあたりのペースを自分で決められるのが独立の良さではあります。
お金の不安は付きまといますが。

私のキャパの関係もあり、一気に仕事を増やしたくなかったです。
しかし、お金の心配はあるので借入をしておいて良かったですね。

 

創業融資時の自己資金

創業融資時の自己資金は、150万くらいでした。
上場子会社経理の退職金と経過賞与をそのまま自己資金に充てました。

私の場合は、退職金と賞与が出る会社からの独立だったので自己資金を工面しやすかったです。
会計事務所では退職金が出る事務所はあるのでしょうか?私が聞いたこと無いだけかもしれませんが。
退職金が出ない環境であれば、少しずつでも貯めておくことをオススメします。

独立すれば一起業家としてのスタートです。
自分のお金が少しでも貯まっていれば、「やっていける!」という自信にもつながるでしょうし。

 

用意する資料

政策金融公庫から用意するように指示された資料は、
・勤務時の源泉徴収票
・すべての通帳(半年分)
・事業の見通しが分かる資料(顧問契約書など)
・税理士資格を証明するもの
でした。

独立してから早めに借入申込をして良かったのは、『事業の見通しが分かる資料(顧問契約書等)』です。
独立して仕事がなければ、顧問契約書なんて存在しないですよね・・
実際に、私が税務顧問契約していたの2~3件ほどです。
2~3件の税務顧問という実績で、借入できるのが創業融資です。
自己資金150万で、借入申込額200万なので大丈夫と言えば大丈夫なのでしょうけど・・

独立前にあるセミナーを受けました。
・独立前後で借りるべき
・200万は独立に失敗しても返せる範囲(確かに車のローンくらいかも?)
というようなことを講師の方から聞きました。

そういう先人の伝えを聞いて、独立後の早めの時期に創業融資を受けておいて良かったです。

 

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