会社のほうが経理の考えがラクなこと【会社と個人事業主との固定資産の処理の対比】

記帳代行をしていると事業所得と会社の経理が似ていると感じますが、固定資産関係は頭の切り替えが必要だと感じます。

 

所得を分けて考えなくいい

個人は10種類の所得がありますが、会社だと売上だけ。

個人で株を売った、暗号資産を売った、車を売ったとなると、譲渡所得やら雑所得といった論点がありますが、会社なら収入にすればOKです。(減価償却費やかかったコストなどありますが)

車の売却を例に。

 

消費税の問題

消費税の納税義務のある個人事業主がクルマを売却した場合(事業割合40%)、売却金額のうち事業割合の40%は消費税の課税対象です。

会社であれば全額課税売上で問題ないので、会社のほうが考えることは少ないですね。

 

固定資産の売却益(損)

個人事業主には固定資産売却益(損)がありません。

譲渡所得になります。

車を売った時の税金

会社には固定資産売却益(損)があります。

 

固定資産を除却した場合には個人事業主も会社も「固定資産除却損」と処理します。

少額であれば雑費勘定でも良いですね。

 

 

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