少し古いですが平成28年における税務調査の実調率は、
・個人1.1%
・法人3.2%
となっています。
※国税庁
個人のほうが少ないです。
少ないから安心してちょろませると思うのは間違いです。
その気になったときの国の調査力は凄まじいものを感じます。
普通に適正にまともに申告している個人事業主の方は税務調査の心配を過度にしなくても良いと感じています。
ただ、その個人事業主の方廃業し法人化したときに税務調査の確率は上がる気がしています。
国はデータを持っているのかもしれませんが、私はデータではなくただの勘ですが・・
法人化するからには、ある程度の所得が出ていたからという理由が大きいです。
それだけではないにしろ、所得が出ている状況。
個人事業主を廃業するということは、調査で確認するのは廃業したときだけです。
「廃業したときに見ておこうか」と思うのは想像できます。
私は個人事業主でいることをおすすめしていますが、法人化を念頭に置いているのであれば、最初から法人にしてしまったほうが、個人事業主を廃業させたときの税務調査リスクを考えなくて済むのかなと。
もちろん法人のほうが税務調査の実調率は高いのですが・・
個人事業主の廃業→法人の設立→法人1期目(1期目に来るとは限りませんが)と慌ただしいときに、個人事業主の税務調査を受けることになるのは、とてつもなく面倒だと思うのは私だけでしょうか。