独立を考えていると「所属税理士はどう?」と勧誘があるかもしれないし、ないかもしれない

スポンサーリンク
Pocket

経理から独立を考えているときに「所属税理士はどう?」という勧誘があるようです。
税理士には開業税理士、社員税理士、所属税理士の3区分があります。
経理では所属税理士が使えないので、私は登録当初から開業税理士でした。

 

スポンサーリンク

所属税理士にメリットがないと思うのは私だけなのか?

独立後に「所属にしてみないか?」という打診をやんわりと受けたことがあります。

どこの事務所も人手不足なので、所属税理士にしておき、人をかこっておきたいのかもしれません。

結果的に、そのお誘いは断りました。

事務所に承諾を得ること

たまに「所属税理士っていう選択肢はどうなんですかね?」とご質問いただくこともあります。

調べてみるのですが、所属税理士にメリットを感じません。
むしろデメリットしか感じないのは私だけでしょうか・・

所属税理士のメリットに「自分の名前で契約できる」という点が挙げられています。

自分の名前で契約できるものの、所属する事務所に承諾を得る必要があります。

これってメリットと言えるのでしょうか・・

毎回お客様を獲得して事務所に承諾を求めていたら、めんどくさすぎると思います。

許諾を得るとき、その事務所のボスから「いくらで受けたの?」とか聞かれそうですし・・
そんなのほっといてくれればいいのにと思ってしまいます。

事務所の顧問料より高い料金で受注してしまったら、やっかまれるのは間違いありません。

 

従業員と同じ

所属する事務所の仕事をしつつ、自分で獲得した仕事に関して、許諾を得ることがメリットとされています。

ただ、今までの仕事のボリューム次第かなと感じます。

今までの仕事が残業ばかりの中、終わるか終わらないかだったのに、自分で仕事を獲得しても受けきれるのでしょうか。

安定した給料をもらいつつ、営業ができるのがメリットとされていますが、平日の日中は所属する事務所の仕事で手一杯で、平日の夜and土日に自分の顧客対応をすることになるでしょう。

終業時間後にアルバイトしているのと感覚的には似てくるのかなと感じます。

『ひとりで独立する税理士がやっている営業、やってない営業』

『フリーランス専門税理士の独立後のあれこれ』

 

『家族がパニック障害になったら』

誰が得するの?

所属税理士の制度は、誰が得するのかなと考えてみました。

「営業は大変だから、所属でひとまずやってみればいいよ」という甘い言葉に誘われると、その大変な状況から抜け出せなくなることが想定されます。

税理士になる方のほとんどは試験を通じて、耐えることや頑張ることに耐性があります。
雇う側にその耐性を逆に利用されてしまうリスクが気になります。

雇う側に有利すぎる制度な感じを受けます。

 

紹介会社を期限付きで利用するのもアリだと思います。

クラウド会計や弥生会計からも税理士の紹介案件がありますし。

副業で税理士業をするにはハードル高いと感じた(私の感覚)

企業内税理士(社内税理士)の副業禁止だとしても副業オススメする理由

 

タイトルとURLをコピーしました