経理への転職で税理士資格がマイナスになるケース

独立・考えてること
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事業会社の経理へ転職活動を経験しています。断られた会社もあります。その原因を考えてみました。

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既に企業内税理士がいる

すでに経理部内に税理士資格を有する方がいる場合がありました。

採用側のスタンスにもよりますが、「そんなに有資格者はいらないかも・・・」となるケースです。

税理士である利点は薄くなります。

税理士という似たような人材を採用するのは、組織としては二の足を踏むのでしょう。

一言で税理士といっても考え方など異なりますが、採用側は”似たようなタイプ”と判断するのかもしれません。

”似たようなタイプ”を採用してもダブってしまうので、組織としては無駄になってしまいます。

システム関係に弱いと思われる

大手の(上場、その子会社等)企業は自前の会計ソフトを持っています。

基幹システム、ERPという言葉を耳にしたこともあるでしょう。

一方、会計事務所経験者の会計ソフトといえば、弥生、ミロク、TKC、JDLなどの市販の会計ソフトでしょう。

例えば仕訳に対する考え方・アプローチも違います。

弥生などは仕訳の削除が可能ですが、企業のソフトは逆仕訳をしてから、訂正の仕訳が入力されるようになっています。会計事務所出身者の私は、最初「へー」ってなりました(ただそれだけなのですが。)

慣れの問題なので、慣れてしまえばどうってことないです。

ただし、採用する側はその辺りが懸念事項なのでしょう。

システムに関して色々と質問などされました。

事業会社に転職される方は、システムの対応について質問されることを想定して事前に考えておくと良いかと。

(実際のところ、慣れれば大丈夫です。)

自信もって「大丈夫です!」と答えましょう。

士業はコミュニケーション能力に疑問がある

士業は一匹オオカミ的なところがある、と思われがちなので色々と質問されました。

これは、いたって普通の会話ができれば問題ないです。

”聞かれたことに答える。” ”質問の意図を理解して答える。” が出来ていれば良い訳ですから。

それだけ税理士のコミュニケーション能力に対して懐疑的な目を向けられているのかもしれません。

・詳しいけど、ちょっと偉そうで鼻につくような人

・知っていることをひけらかす人

・税務会計に詳しいけど、難しい言葉ばっかりで話す人

・など

・など

税理士への印象が分かって、独立した今ではプラスに働いてます。

企業の経理では税務会計の知識は必要ですが、同時に人柄も同じくらい重要視されると考えています。

会計事務所の採用のように、合格科目などに重要性は無いかと。

【編集後記】

写真は私が着ていた袴です。これを息子の七五三で着ます。

【育児日記】

息子にカーズの長靴を買いましたが、娘も欲しかったようで家でずーっと履いてます。兄は「まあいいや」といった感じです。

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