輸入物販を始めたばかりの経理処理と在庫管理

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海外から輸入した商品を日本のサイト(アマゾン、楽天、Base、メルカリ、ラクマ・・など)で販売したときに、売上はサイトの管理画面で確認することができます。
しかし、仕入(在庫)については、管理が難しいです。
とくに経理処理と在庫管理です。

経理処理のために新しく通帳、カードを作るのがオススメ

事業用の通帳やカードを新しく作る必要があるかどうかは、ケースバイケースですが海外からの輸入物販をやるなら、新たに通帳とカードを作ったほうが良いです。

海外との取引では、ペイパルを利用することも多いです。
ペイパルはクレジットカード払いができるので、プライベート用のカードとは分けておいたほうが、後々の経理や管理でラクです。

また、トランスファーワイズというサイトで海外送金するときにもクレジットカード払いができます。

クレジットカードの利用履歴をクラウド会計に同期するのも良いですし、紙やネット上の明細を見ながら経理するのもありです。

在庫管理はexcelで

どの商品が売れているのか、ざっくり把握はできると思います。
売上はサイトを見ればわかるので、手応え的な感覚はあるでしょう。
ただ、「その商品を何個仕入れて、売れて、在庫がいくつあるのか?」となると、感覚だけでは難しくなります。

サイトからの入金(売上)と仕入専用カードが落ちる金額(仕入)との差額が利益か損なのですが、売上と仕入のタイミングがずれてしまいます。お金が増えた、減ったを見るならそれでも良い気もしますが。

「日付」「仕入先」「商品名」「仕入金額(輸入消費税、関税、輸送料含む)」「仕入単価」「在庫数量」が分かれば、手間もかからないものの必要な数字も分かるのかなと感じます。

個人の方で消費税の納税義務がなくても、輸入消費税を支払う義務があります。(商品や数量によって)
消費税を納税しない免税事業者と呼ばれる方は、輸入消費税を仕入に含めて経理処理します。
課税事業者であれば、輸入消費税を別途管理する必要がありますが、上記excelでは免税事業者を想定して作成しています。

棚卸の計算方法は「最終仕入原価法」

税務上、棚卸の計算方法は、「最終仕入原価法」というものです。
最終仕入原価法は、その年の最終の仕入価格、つまり年末に最も近い仕入価格を1単位あたりの取得原価とし、その単価を使って期末棚卸資産を評価する方法になります。

年末に最も近い仕入単価に数量をかければ、年末時点の在庫の計算ができます。
これは、税金計算上必要です。

ただ、管理としては、さきほどのexcelのように1回1回の仕入ごとに在庫を管理したほうが、こまやかではあります。

 

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