フリーランスは事業用の通帳を作ったほうが良いのか

クラウド会計 弥生 JDL
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「事業用の通帳を作ったほうが良いでしょうか?」という質問を受けることがあります。答えとしてはケースバイケースだと考えています。よく「税理士から仕事用を分けてほしい」と言われたことがある方もいるでしょう。税理士(会計事務所)に記帳代行メインで依頼するなら、分けたほうが会計事務所としては手間がかかりません。会計事務所の所長が部下に仕事を振るのに、いちいち細かいことまで、手取り足取り教えるのは難しいという面もあるので。仕事用の通帳に記載されたものを会計ソフトに記録していけば良いからです。例えば、仕事用の通帳に「〇〇保険/損保」とあれば、「店舗用の火災保険かな」と推測して仕事を進められます(もちろん確認はしますけども)。なので会計事務所から事業用の通帳を作ることを勧められる、という側面があります。とはいえ”会計事務所の記帳代行のため”だけに通帳を新たに作ることはないと思います。

※事業用兼プライベート通帳

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飲食店や美容室のように現金売上を預金する場合

”会計事務所の記帳代行のため”だけに通帳を新たに作ることはないと考えています。新たに口座開設するのも手間ではあるので。

とはいえ飲食店や美容室で、前日の現金売上のお金を入金しているなら事業用通帳を作成したほうが良いでしょう!

【入金=売上】なら管理しやすいですし。

店舗用の保険を事業用通帳から落ちるようにしておくと、経理面でもラクですね。

店舗の火災保険は経費になりますが、個人的な生命保険の支払いは確定申告で生命保険料控除となります。同じく利益から引けるのは同じですが、処理の方法が違っています。

 

入金先が限定的な場合

これは私(税理士業)にも言えることです。

入金される箇所が多くない(限定的)場合は、事業用とプライベート用を分けなくても問題ないでしょう。

新たらしく通帳を作るのは、それなりに手間もかかります。ならプライベート用の通帳を事業用に変えることで対応したいと考えるのも分かります。私はプライベート用の通帳を仕事用に転用しました。

今も通帳から保育料や生命保険が落ちていますが、そもそもの入出金の量も少ないですし、私自身が理解しているので、問題ありません。保育料などは「事業主」と経理しています。

 

仕事とプライベートの通用を一緒にするリスク

唯一リスクは、「お金を使ってしまうリスク」だと考えます。

・税金(所得税、住民税、事業税、消費税)

・社会保険

・店舗や事務所の家賃

・人件費

などがかかってきますが、売上の入金があると残高が多く見えて気持ちが大きくなってしまうリスクですね。

ある程度のお金が銀行にあると使ってしまう方がいます。

「使わないでください」とは伝えますが、精神論だけでは難しいこともあります。

そういうときには、お金をプールしておく口座を開設するか、使っていない口座を再利用することを検討してみましょう!

 

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