夫婦でフリーランスなら同じ税理士に依頼するメリット、デメリット

個人事業主(フリーランス)の税金・ひとり社長の税金
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夫婦(カップル含む)ともにフリーランスの場合、同じ税理士さんにお願いしたほうが良いのか、違う税理士さんでも良いのか迷いますよね。
個々の判断によるのですが、メリットデ、メリットを書いていきます。
私は夫婦でご依頼されていますので、メリットが多いと感じます。

 

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【メリット1】水道光熱費などの家事案分

家賃のように家事案分が必要なときは、同じ税理士のほうがラクでしょうね。

たとえば家賃10万円の場合。

夫婦それぞれ、自宅を1/2ずつ分けて仕事をしているとします。

夫「オレ(僕)は自宅の半分を仕事に使っているから、家賃のうち50%経費にしよう」
妻「私は自宅の半分を仕事に使っているから、家賃のうち50%経費にしよう」

この場合、
夫:10万の1/2で5万円
妻:10万の1/2で5万円
となります。

自宅家賃10万円のうち、夫婦合計で10万円が経費になってしまいました。

この自宅でいっさい私生活が営まれていないのであれば、この方法でも良いでしょう。
24時間仕事だけしているような、自宅なんてあるのでしょうか・・
夫婦各々が生活する時間、場所もあるわけです。

家賃10万円がまるまる経費ってことはないでしょう。

 

こういったケースでは、夫婦で同じ税理士さんにお願いしていたほうが、便利かもしれません。

別々だとお相手の家事案分比率を聞いたり、確認する手間が増えます。

伝言ゲームみたいな感じですかね。

税理士「お相手(たとえば妻)の家賃の家事案分を教えてもらえますか?」

夫が妻に対して「うちの税理士が家賃の家事案分を確認したいみたいなんだけど、どう?」とやり取りが増えます。

 

【メリット2】資料を送る(データで共有)のがラク

資料を税理士さんに送るとき、
・紙で郵送する
・データを共有する
2つのパターンがあると思います。

どちらも夫婦一緒にお送り頂いています。

 

一緒に送ることで、夫婦どちらの資料も頂けますし、さきほどの家事按分が必要な資料を見ながら記帳代行できるので私にメリットがあります。

「私にメリットがある」と書きましたが、バラバラで資料を送られて、家事按分のために必要な資料をゴソゴソ探すのは、せっかく税理士費用を払っているものの、無駄なところにお金を払うことになりかねません。

であれば、相談業務のほうに時間を割いた方がお互いのためと考えています。

 

毎月資料を送るとしても、夫婦どちらかが準備していても、片方が準備していなければ送れません。

なあなあになりがちな資料ですが、毎月送らなきゃという良いプレッシャーにはなるでしょう。

 

【デメリット1】業種が対象外

メリットがあったとしても、デメリットもあるでしょう。

夫婦でやっている業種があまりにも違う場合で、私が対象としていない業種は難しいかもしれません。
あくまで私の場合ですが。

私はひとりビジネスを応援したいと思って、フリーランス専門としていますし、会社さんの顧問も基本的にはひとり社長を対象としています。

人を採用していたり、業種が(私の)対象外であることも考えられます。

 

【デメリット2】収入を明かしていない場合

夫婦で顧問をするとはいえ守秘義務があるので、ペラペラと相手の方の数字を話すわけにはいきません。

ですが、私は相手の数字を知っている状況。

お互いに収入を明かしていない夫婦だとしたら、同じ税理士に依頼するのは、考え物でしょうか。

税理士が明かさないと思いつつ、人間ですからポロっと数字を言ってしまうリスクは常にあります。

そのリスクを少しでもゼロにしておきたいのであれば、同じ税理士にしないほうが得策でしょう。

 

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