輸入先の海外工場への案内費用の経理処理

企業内税理士の税金
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自社の海外工場製品を得意先に見学してもらう際の交通費、宿泊費は原則として販促費になります。自社が輸入する場合に、得意先を見学させる費用はどのような取り扱いになるのでしょうか?

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現地案内等に要する費用

自社製品・取扱商品の商品知識を知ってもらうことを目的に、得意先等を製造工場等の見学させる場合の交通費・食事・宿泊費は、販促費として処理となります。(あくまで通常要する費用)

自社工場だけが対象ではありません。

自社工場を持たない会社であっても、商品を輸入し、それを得意先に販売している場合にも、販促費となります。

目的を明確に

海外工場の見学目的が、商品知識の向上が目的であり、それを客観的に示せるものがあれば販管費として問題ありません。

得意先が当社の輸入先工場とのつながりを深めるのにも有効です。

負担する項目を決めておくと良い

上記規定によると、食事代を負担しても販促費となります。

ただし、食事は、交際費の要素が出てきます。

そのために、飲食については負担しない旨を得意先と決めておくのも一法です。

空港→ホテル→工場などの車代に限定して、負担することを明確にしておけば確実に販管費として処理できます。

自社の社員は同行しなくても差支えなし

自社の社員の同行は関係ありません。

同行せず現地で、海外工場側が案内してくれることも想定されます。

【関連:工場見学等の招待費用は、販促費・広告費となる

 

【編集後記】

紅葉はこれからでしょうか。

【育児日記】

兄:大繩跳びで30回以上飛べたみたいです!

妹:銀行の外に貼ってあるポスターに猫が描かれており毎朝見ています。

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